滝沢演舞城2007(7月18日夜)

気付けば3度目(そして淋しいけれどラスト…予定)のお城が明日に迫ったので、ほぼノー推敲の乱文ですがUP。
以下、相変わらず風間さん中心の感想です。


前回4日に観た記憶がいかに曖昧だったか(既にUP済みの感想、記憶違いがちらほら見受けられるかと)というのもありますが、明らかに変更になってる部分は…何で?何で義経の両脇に家来の2人がいないとですか?あ、これは義経が自刃した後、白馬にまたがって未来へ還る*1場面なんですが。4日はこの場面、先に旅立った弁慶と三郎が白馬と共に現れ、主人(義経)を馬に乗せた後に3人で雲(スモーク)の中を進んで行きました。いかに私の鳥頭でも、この記憶だけは譲れません!ここでは“3人”である事に意味があるのです。義経と弁慶の間にある固い主従の絆に疎外感や淋しさを抱き一歩後ろを歩いていた三郎が、死してようやく2人と肩を並べ3人で踏み出す事が出来た(あくまで三郎目線ですみません)。それを表現するには、3人という形だからこそ美しかったのに!そーれーなーのーにーーー!!(ギャースカ) 何なんですかね?始まって早々に風間さんの腕に対しドクターストップがかかったんですかね?(義経が馬にまたがる際、補助をしてたのは三郎だったと記憶してます) それにしても残念だ。あー残念だ残念だー(一生言うよこれ)。
風間さんの声は、4日よりよく通ってより聞き取りやすく惚れ惚れ。しかし!何だかお顔にちょっとした舞台メークを施していたような…無駄に眉毛が凛々しく目張りも多少あったような…うん、気のせいだと思おう。そして衝撃は髪型です。長さとか量は変えてないようですが、何と言いましょうか…ポマード*2でサイドをガチッと固め、前髪パラパラ、ソフトリーゼント?モニカ(吉川晃司)?そんな感じ。一幕では悪役側を演じるゆえの彼なりの役作りですか?正直勘弁してほしいです(ナチュラル推奨派。ただしお手入れはこまめによろしく。だってジャニーズですもの)。舞台が進むにつれ、ガッチリもメークも徐々に流れ、本来の風間さんに戻りひと安心。


不満はこれ位です。後は2回目というのと全体を見渡せた分、気持ち的に余裕を持って臨む事ができました。ジャニーズ群舞はやっぱりテンション上がるー。滝翼曲に合わせてキラキラ金粉を撒き散らすのももちろんですが、私個人的には怪談でお寺の小姓(ジュニア)達が踏みしめるゲタップが好きです(笑)。無駄に重厚。ジュニア1人ひとりも可能な限りチェックチェック。藤ヶ谷さんはお城2007のMVP。弁慶だけでも超えらいのに(弁慶絶命時の体勢がものすごくしんどそう。暗転した瞬間、暗闇でドターッと倒れ込んでました…ハラハラ)、キスマイとしてのダンスもハード&出番多し。いっぱい食べて踏ん張れー。やっぱり目がいってしまうキィ君(※高木)。注意して見れば見るほど昔のじんじん…(天然アホカワキャラ、ふにゃふにゃダンス)。今回は藪様がよく笑っていらっしゃって(隣のキィ君ダンスを見て笑ってらっしゃったような…)、こちらまで笑みがこぼれました。玉森君ははかなげにかわいらしくて、ギラギラ揃いのキスマイにおいて大丈夫?と母心。みゅーと君(実は前から気になってる。顔が好み)をすぐ見失ってしまうのが悲しい。二世ジュニア達の台頭がとにかくすごい。岡本健一ジュニアまで登場。とっつーはあんなに男前なのに何で可笑しいんだろう(答え:全てにおいてオーバーリアクションだから)。塚ちゃんのダンスは場面によって色がガラッと変わる(特に京劇のが好き!)。各所に引っ張りだこなのも納得。渉ちゃんは板前見習いっぽい雰囲気。寡黙ながらも親方に成り代わるべく虎視眈々と狙ってるのです(ライバルはニカチャ)。


風間さんに話戻して。やっぱり時代劇演技は今の私にはお腹いっぱいなんです。三郎死の間際の表情はギュッときたけれど(風間さんの泣き演技は絶品)。4日よりは脂がノッているような気がしました。ただ、風間演技はノればノるほどジャニとかけ離れていくんだよなー。ジレンマ。そんなわけで、私としてはやっぱり前回同様、影絵とダンサー風間に重きを置くわけです。
影絵、狼がウサギを襲う(乱世のイメージ)画があり、風間さんがウサギを形作ってるのですが、ウサギが小刻みに震えてる!巧い!!もう何でもちょっとした事に感激。影絵時の風間さんの表情は、今回向こう側を向かれてたため確認できず。腕が細って筋張ってる…痩せた?(ハラハラ)
前回は9割方見逃したーと大騒ぎしたダメ音頭。今日はもう登場からバッチリですよ!まさか花道から登場していたなんて。青いラメラメ法被でマイク持って歩いていく姿は司会者…演歌歌手…若さがないよ(主たる原因はあの猫背にあると思うの)!と・こ・ろ・が!花道から舞台に上がり踊り出した途端、アイドルの神が彼に舞い降りたの!それが私には確かに見えたの!かわいいぃぃぃぃ。何この切り替えの業!そしてそしてこのダメ音頭中、ほんの短い間とはいえ、まるで風間俊介ワンマンリサイタルショー?と物凄い錯覚を覚える瞬間があるんです。舞台からいったんJr達が捌け(花道方向へ?風間さんに必死でその辺見落とし)、滝様はやぐら台?に上り、板上はマイクを持ち歌う(踊る)風間さんwith踊り子さんのみ、という瞬間が。こ…この構図は一体……!あーもしも風間さんがCDデビュー組の一員でコンサートソロコーナーを持つとしたらこんな感じのをやるのかなー、なんて、もちろん今さらもうそんな大それた野望は露も持ってませんがそれでも一瞬間だけでも楽しい夢みたいなのを見させて頂きました。ヲタは妄想ひとつで不幸にもなれるけれど、代えがたい幸せをも得られるんです(映画「キサラギ」にはこれが如実に描かれていて泣けました。Mさん!オススメ感謝です)。
そして「epilogue」。やっぱり何度でも叫びます。ダンサーカザマがダイスキだーーーーーーっ。現役時代、風間さん衣装と言えば身の丈余るブカブカ衣装がデフォで、服の中で身体が泳ぐ様を見るのも通の楽しみだったのですが、きちんとあつらえた(ジャストサイズ!)白スーツ姿でシュッと背筋の伸びた風間さんはもうどっからどう見てもジャニーズア・イ・ド・ル(猫背だとどうしても老けて見えますからね…)!そんな清清しさを保ちながらも、振りかざす指先一本一本から零れ落ちる哀愁*3は、枯れすすき最強の武器です!10年選手の24歳ジャニーズジュニアは、他ではなかなか味わえないこっくりした味わいのパフォーマンスを魅せてくれます。悪くないです。うん!

*1:この表現がスラッと出てくる私は間違いなく僕たま世代

*2:ワックスではなくあくまでポマード。80年代昭和イメージ

*3:ダメ音頭なら演歌歌手の風情になるところですが、エピという世界観を表現するにあたってはもう最高の踊り手だと!!