好きだなんて声に出したらこの空気がひび割れるかも

内きゅんソロコンの件、驚きました。またステージで歌う(そして踊る)姿が見られますようにと願ってはいたけれど、それがこのタイミングでこういう形で実現するとは…。どんなにフラットな目で見ようとしても、関ジュっこ側にとってはどうしてもしこりを感じてしまう突然の展開ですし。“サプライズ”と“平穏”は所詮共存し得ないものなのでしょうか。それでも!内きゅんも関ジュっこも、きっとキスマイ、Q両メンバーもみんないいこ達ばかりなので、最終的には楽しく素敵なコンサートを作り上げてくれるだろうと。そこは確信できます。後はお客さん、どうか背後に渦巻くもろもろは忘れて、とにかく目の前で展開されるキラキラステージ(だって内きゅんのコンサートだもの、大量のキラキラが舞い散るはず!)のみを全身で感じ取って欲しいです。色んな感想や意見があるのは当然。だけど、実際ステージを見た上で論を展開して欲しいなと。かくいう私は、残念ながら横アリ・城ホ共に参戦できそうにありません。これはほんっとうに悔しいなあっ!なので、内きゅんの去就について論を挟む事ができるのは、まだ先の事になりそうです(それまではできるだけお口チャック)。
復帰当初に雑誌等のインタビューで見られた「また歌いたい」という内きゅんの言葉も、最近は全く見かけなくなり(それがライター(事務所)側の意図かどうかは分からないけれど)、今年に入ってから立て続けのドラマ仕事もあって、「もしかしたら、このまま役者道を進む(進ませる)のかな…」と思ったりしてました。私は単純人間なので、目に見える情報が第一になってしまい、その裏を読み取ろうとしてもすぐ不安にさいなまれてしまうのです。だから、今回のソロコン決定、そして内きゅんの口から歌に対する思いを再び(明確な形で)聞く事ができたのは本当にうれしい。昨年、青山劇場の舞台でスタンドマイクの前に立った内きゅんを見た時、やはり彼の居場所はここだ!と強く思ったので。心から言います。おめでとう!!




来春以降の彼の去就はとても気になるところですが、私の気持ちとしてはとにかく「流れに身を任せてみる」に尽きます。
少なくとも今年の初めまでは、私も「ヒロキを再びエイトに!」という思いを強く持っていました。今にして思えば、意固地になってしがみついてた(囚われていた)と言ってもいいかもしれません。7人で活動するエイトさんを見る度に、そこにはいない“もう1人”の存在をいつも思っていました。テレビや雑誌、コンサートで生の彼らを体感していてすら(むしろ体感してるからこそかな)、でした。7人が発信するものに何らかのメッセージが隠されていないかと、勘ぐっては一喜一憂したり。7人では足りない、なんて、彼らに対して失礼じゃないかと自問自答したり。でも気がつけば、いつの間にかこれらの“縛り”から解放されていました。
08年早々、内きゅんがTVドラマという公の場*1に戻り、定期的に生存確認ができるようになった。今現在の内きゅんがリアル像として自分内に存在するようになった、これがまずひとつのきっかけでしょう。そしてエイトさんは春ツアーで、これまでのエイトコンにはなかった新境地のスタイルを打ち出してきた。私はこの構成が新鮮ですごく好きでした。そして、終わった後、自分が“もう1人のメンバー”に囚われる事なくただただ7人の繰り出すライブを堪能していた事に気づいたのでした。05年の夏以降、これは初めての事でした。そして夏ツアーでは7人のライブを完全に(一点の曇りもなく)エイトのライブとして受け入れていました。今ではもう、7人の姿に何の疑問も感じずありのままに受け止める事ができています。
7人体制を受け入れられた事、不思議とショックではありませんでした。やはり私は情が薄いというか、冷めているところがあるのかもしれない。それと、繰り返しますが私は単純人間ゆえに、目の前の情報が最優先です。すべて夢だったのでは…とすら思うほどに存在を消されていた(ここは事務所の意図だと思います)内きゅんが実像を伴った事により、止まっていた時間がようやく動き始めました。8人のままで時を止め固まっていたものがほどけて、それぞれの道が見え始めた。根強い「8→1」派の方々内でメモリアルとして語り継がれる「関風コンオーラス」だとか「0805」だとかを目の当たりにしていれば、もう少し気持ちも違っていたかもしれませんが、残念ながら私はそういった場にことごとく居合わせていないので…。他にも色んな要因が少しずつ重なり、今の心境に至った事は、自分の中では納得のいく自然な流れだと思います。
それでも、もしも内きゅん自身が望み、メンバー7人も強く望むなら、2つの道の行く先がまた一つに交わっていればいいな…と。やはり、8人が1列で並ぶ光景が、私が一番見たい幸せな風景である事には変わりないので。ただ、もし違う未来が用意されたとしても、深く絶望する事はもうないだろうな、と。そういう事です。

*1:PZは、チケットを買った人だけが観る事のできる“特別な場”なので