Another's “ANOTHER”

12日3部と13日2部。
「考えるなーっ感じるんだーっ話はそれからだーっ」
これがJ舞台の暗黙了解事。とは言え、“感じる”には相応のものが必要なんだなーっ。
パンフに「原案:関ジャニ∞」と明記されているように、今回彼らは制作段階から密に関わって作り上げようとしたんでしょう。それぞれこの「アナザー」に壮大なテーマを掲げ、演じるキャラにしっかり背景を持たせ…ようとした…ん…じゃない…か…なぁ???
7人の鉄人シェフがそれぞれ腕によりをかけて持ってきたメインディッシュを並べるには、テーブルが狭すぎた。フレンチに中華にイタリアンに日本料理に…と、それぞれが主張し合って消化不良のままサーッと皿は下げられ…。陳腐な例えですけどこんな感じかなー。
1人1人が間違いなくレベルUPし、ソロで張れるまでに力をつけてきてるだけに。もう従来のキャパ&尺では到底追っつかず、もっと広い世界に(意識してるしてないに関わらず)出たがってるのを感じました。“メンバー全員での創作”という事の弊害・限界を見た気がします。もちろんそれは現時点での、という事で。ヤツらはきっとこんなぬかるみもひょいっと飛び越えていくのでしょう(はねた泥にまみれながらも!)。
しかし見どころはありました!関西ジャニーズジュニアの皆さんですよ!頑張ってます応援してあげて下さい(byキミ君)!中間たん&桐やんを2TOPに、みんなキラキラ、いえギラギラめらめら。彼らもまた、這い上がろうともがいています。熱を帯びたダンス。島の住民衣装を纏ってうごめく様は、特にTEPPEN席から見ると圧巻でした。あぁこの感じ、02年夏にここで感じたものと同じだなと(あの時もTEPPEN席から。荒れる「マーメイド」波に飲み込まれたのです)。
最後に、中間たんのオバ69がもんの凄すぎた、というのだけは書き残しておきます。手足や顔のパーツや色んなものが四方八方に飛び散る勢いでした。あれは子供に見せてはいけない!(夜泣きするよ!)