あなたの“紫のバラの人”になりたい

本屋に行ったら最新刊が並んでいました。不意打ちでびっくり。

ガラスの仮面 43 ふたりの阿古夜 2 (花とゆめCOMICS)

ガラスの仮面 43 ふたりの阿古夜 2 (花とゆめCOMICS)

別冊花ゆめ(ガラかめ連載中)を立ち読みしてから43巻を購入。“紫のバラ”の場面では思わず涙ぐんでしまったりして。どうも映画「キサラギ」を見て以降かな、こういう“タレントとファン”の関係性描写にますますグッとくるようになってしまいました。ジャニヲタになった事で、自分自身に投影してしまう部分が多くなったからでしょう。
何となくイメージしやすかった亜弓さんの創り出す“紅天女”に対して、マヤのそれがどんなものになるのか、ようやく小出しされたかな?という43巻でした(そして、別冊連載にてはっきり言葉にされた事で「なるほどねー」と目からウロコ)。
ニナのお茶目なお願いが踊る帯台詞どおり「いつまでも待たせないで」!ストーリーや登場人物のテンションがブレずに一定というのは本当にスゴイけれど、画風という視覚的変化は時の流れにどうしても逆らえないので。個人的には、33〜35巻段階(「忘れられた荒野」終了直後)の絵で2人の紅天女姿を描いて欲しかったなーと思います。その頃は、繊細な優美さがまだ描線に残ってた気がする。特に亜弓さんは、まさに梅の香りが匂いたつように美しかったもの…!今はギラギラなキツさが勝ってしまってるのに加えて、ビミョーなデッサン狂いが目立っ…真澄さまの顎がどこまで伸びていくのか、心配で心配で心配で心配で(略)。09年中には44巻発売を!