映画「シーサイドモーテル」「告白」

最近見た映画、といっても、映画館に足を運んでからそれぞれ二、三週間ほど経過していますが、少しだけ感想を(内容にも多少触れてます)。
今後も見たいものがわりと目白押しです。「ちょんまげぷりん」上映館が少なすぎる…。

シーサイドモーテル

予想に反して、かなりブラックな触感でした。確かにテンポ軽快なコメディータッチですが、結局は誰ひとりHAPPY ENDじゃないし!(あえていうなら、マリンちゃんのみが“モーテル”の影響を全く受けず飄々と生きていけるのかなあと)
でもこれは、“モーテル”を舞台に進む話だと考えるといきつくべき結果なのかもしれません。
俳優陣が誰も彼も濃ゆくてとってもおもしろかったです。斗真は文句なく素敵でした!細身白シャツ&ゆるめたネクタイ最高ハァハァ状態でまいった。正直、太宰よりもよっぽどしっくり似合ってた、チャラいインチキセールスマン(笑)。玉鉄はおいしい。山田孝之ヨゴレすぎでちょっと心配(大きなお世話)(役者としてはいいのか?)。
映画パンフレットって、見た目も内容もペラペラというイメージがあるのですが、これはわりとしっかりと作られている印象でした(ちょっとした舞台パンフレットのようで)。「人間失格*1だけでなく、もしかしたら色んな遊び心が隠し玉で潜んでるかもしれないと思うと、公開中にもう一回位見てみたい…けれど、上映館(県内唯一)がちょっと遠いので難しい…。

「告白」

予想に反して、こちらはテーマのわりに思いのほか後味スッキリ。結局最後に“悪”がきっちりと報いを受けた、からかもしれません(その方法と、それに至るまでの経過についてはともかくとして)。R-15指定ですが、むしろ中学生にこそ見てほしい、見せるべき箇所は確実にあると思います。
生徒役が美形揃い!でもそれは、中学生らしい健康美ではなくて、世の中を諦観含みで眺めるB級アイドル的な…それがまたこの映画の世界観にピタッとハマってました。
少年A、山田くん&知念たん(共に平成JUMP)似だと評判だけど、私はむしろ山田くん時々神ちゃん(平成7WEST)だと主張したい!(だから何?っていう)
映画からは逸れますが、かつて小説(&映画)「バトル・ロワイヤル」が話題になった頃、ジャニーズJr.たちを設定人物におきかえたWEB小説?的なものが流行ったなぁ…というのを、見てる途中ぼんやり思い出しました(けっこうハマりながらそれを読んでたものです)。ああいうパロディ創作ものは、今ではもう許されない風潮なのかな?

*1:を明らかにパロったような台詞があった