2012年初頭に、2011年を振り返る

京セラドームから帰宅した大晦日夜に総括的なものを綴り始めましたが、案の定年内UPは間に合わず、あっという間に三が日も過ぎ去り☆そんなゆるふわな感じで、今年もよろしくお願いします。
以下につらつらと2011年を振り返りました。とりとめもない自分語りと風間さんのこと。


3月11日を境に、おそらく日本中の人たちのそれまでが一変した事でしょう。
私はその日、前年から着工していたマイホーム完成を目前に控え、見積もり依頼した引越業者の対応に追われていました。一社目の見積もりが終わり、二社目の来訪を待つ間ちょっとした買い物を済ませようと車を出し、帰宅しテレビを付けると全チャンネルで地震発生→津波警報の報が流れていました。間もなく訪れた業者さんと、刻々と映し出される状況に釘づけになりながら、「これは大変な事になりましたね…」と打ち合わせも上の空状態で。三重県沿岸地域にも津波避難勧告アナウンスがひっきりなしに流れる中、三社目の業者さんに対応して。そんな一日でした。ほどなく、夫さんは部署異動発令→異動→東北地方への派遣が決定し、引越しやその他新居に関する(最終段階の)諸々のほとんどを私一人で取り仕切る事になりました。
当地は、震災発生当日は震度3程度の揺れ(私は運転中のため全く気付きませんでした)にとどまり、結局津波の影響もほとんどなく、その後停電や原発事故等の影響を受ける事もありませんでした。メディアやネット(ツイッター)から流れてくる状況は深刻を極めているというのに、不思議なほどに変わらない(ように見える)こちらの日常風景。このギャップに戸惑いました。引越し作業やもろもろの行き詰まり感、孤独や不安、被災地の夫さんに対する思い、色んなものにがんじがらめになりました。家族を、家を、色んなものを失った人たちが大勢いるというのに、自分の感情はただの我儘、傲慢ではないだろうかと、罪悪感や無力感に駆られるばかりでした。
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ジャニーズ事務所サイドからは、まずはタレント全員の無事確認がアナウンスされ、Webサイトに各タレントからのメッセージが掲載され、レギュラー番組再開やゲスト出演、と徐々に通常を取り戻しながら、マーチングJ企画による募金活動開始。とにかく、彼らの変わらない姿を見られてどれだけ安心したか。
そんな折、風間さんの連載「かぜ気味」が311以降初めて更新されました(私のツイログによると、3月16日に更新された模様)。そこに綴られていた、きっと考えて考えて考え抜いて編み出しただろう文章が、すこーんと私の内に落ちてきました。うまく言えないのですが、彼の言葉は、巷に溢れる「皆で頑張ろう」という呼びかけとは少し違い「自分がやれる事を“やります”」という自身の意思表明であるように感じられました。これはもう本当にちょっとした言葉尻の違いというか、こちらの捉え方ひとつでもあるのですが。がんじがらめになって途方に暮れていた私にとって、他の何よりも一番しっくりと、気持ちに寄り添ってくれたメッセージでした。ああ、とにかく自分の日常をしっかりと立てればいいのだ、と、本当に気持ちが軽くなったのです。他でもない風間さんが、欲しい言葉をドンピシャのタイミングでくれたというのが大きかったのだろうなあ。
未曾有の災害が起こったから、というだけではないのだろうけれど、間違いなくそれが大きなきっかけとなって、色んな本質が剥き出しになった一年だったように思います。人の持つ優しさに心があったまる一方で、上げ足を取るような悪意に気持ちが暗くなったり。自分の中にある嫌〜なものに目をそむけたくもなったり。そんな中で見えてきた、風間さんの人柄や真摯な姿勢。好きになってこれまで応援し続けてきて本当に良かったと思えるものでした。日ごろ、「あまのじゃく」だとかアーダコーダ好き勝手言ってて、ホントごめんやで!マーチングJ握手会における司会進行(サポート?)っぷりが見事だったとのレポも、心底嬉しかったよ!
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人間:風間俊介にあらためてほれ込んだのはもちろんですが、2011年の風間さんはお仕事面で本当に充実していたむしろ充実しすぎてこわい!位でした。仕事量で見れば、これに匹敵する位の時期もあったかなと思いますが(2001年の彼は、日本一多忙な高校生ではなかっただろうかと)、2011年は内容がどれもこれも良質で濃厚だった!遂に風間バブルが!という世論(?)をよく見かけました。あまりにも一挙に押し寄せた怒涛の波に思えますが、はじけて消える泡などでは決してないと信じています。
名脇役/“雑”な役者になりたい」というのはここ最近の風間さんの口癖ですが、そこはあまのじゃくな彼だけにwその裏側に燻ぶる野望が見え隠れしてるような気がします。もっともっと欲張っていいと思うし欲張って欲しい。より多く、幅広く、人の目に触れる場に出て欲しい。そう願っています。
個人的に印象深い2011風間お仕事ベスト3は、1位:「前橋ヴィジュアル系」プレミアム試写会舞台挨拶、2位:「Dramatic Actor」での1万字インタビュー、3位:「コクリコ坂から」でジブリファミリー仲間入り、でした。映画出演、1万字インタビュー、新たな声優仕事、これらは私の三大悲願だったので。大願成就しちゃった今、次の大願を何に設定しようかなー☆と、幸せでぜいたくな思いにふけっています。