「兼末健次郎」意識調査バトン

アロマキャンドルの焔にうっとりしていた風間少年(ニキビ)も年を重ねて25歳*1。そして、今年は風間少年「3年B組金八先生」第5シリーズ出演から10年目を迎える区切りの年でもあります。風間担(とたぶん風間さん自身にも)にとって、金八出演はいわゆる“CDデビュー”に匹敵するでっかい転機で、その10周年を祝ってしまおうではないか!という動きが水面下で動いてるようです。
まずはその第一弾として、あつこ嬢(id:sfbb)がバトンを作成し、回してくださいました。第二走者に選ばれた事に大恐縮しながら、健次郎への(重い)思いを整理してみようと思います。重すぎて圧縮できないよ。

【KK10th企画★第一弾 「兼末健次郎」意識調査バトン】
これは、3年B組金八先生第5シリーズの登場人物「兼末健次郎」の10周年を祝い、盛り上げるためのバトンです。荒川の土手を千羽鶴と共に疾走する金八先生の様に、只ひたすらにバトンをつないでください。


※ランナーは常にひとり。
※アンカーは極力お控えください。代走はオウケイです。



第二走者

rina

兼末健次郎との初めての出会いは?

00年秋?の再放送
ドラマをさほど見ない(見なかった)私がなぜ夕方の再放送を見始めたのか?どの回から見始めたのか(初回からでない事は確かだけど)?今となってはもうさっぱり思い出せません(ダメすぎー)。仕事から帰宅してTVをつけて、毎回の後半部分を何となく見始めて、「ガラスの少年(1)」辺りからビデオ録画を始めて(時間的に見られない前半部分が気になってしかたなくなった)、「ガラスの少年(2)」の陸橋シーン*2で決定打が出た、という流れだったと思う。はい、けっこうあっという間にまっしぐらでした

その時の第一印象は?

そもそも、あの顔が好みなんですよ!好みなんですよ!!大事な点なので連呼!!!はじける若さがまぶしい生徒たちの中で、ひときわ涼しげ(低体温)な植物系(に見えた)の健次郎に、知らず知らず目がいってました。メイン生徒なのでカメラ割りの優遇が手伝っていたのは否めないですが(笑)。すべては“顔”から始まりました。俗物でスミマセン

一番好きな回は?

#20「ガラスの少年(3)」
これはもう仕方ないですよね?劇場型の息をつかせない展開は、努めて冷静に見れば「……これは小山内サイドとの軋轢のきっかけになっても仕方ないな…」という位、感情に走りすぎて本質が置き去りにされてる感が否めないですが(特に警察サイドの対処についてはツッコミたくて仕方ない)。でもそう考える事が野暮だと思うほど、演者と制作サイドの熱気にグワーッと呑み込まれて涙の洪水。健次郎はじめ一人ひとりの台詞や表情、BGMに赤い回転灯…、全て今でもはっきりと思い出せます。「好きな回」というよりは「心に刻みつけられた回」

一番好きなシーンは?

#18「自分を探す旅」より、ひとりでカレーをチンして食べるシーン
シーンというよりは演出、かな。明彦がひとり旅途中で味わった“オトナの味(でもあったかい)”カレーと、坂本邸で幸作がふるまう“家庭の味”カレー、この2つを同時進行で持ってくる事で、健ちゃんの冷たい孤独感がより強調されてたまらない。さすがにレトルトカレーではないだろうけど(兼末ママは家庭でフルコース作ってしまうほどのやり手なので)

一番好きなセリフは?

「もういいです!さようなら…」(#14「入試前は恋の季節」)
ムシャクシャがピークまで達したうえに周囲から持て余されて大爆発!と、冷静に見ると何とも「お子ちゃまねぇ!」な健ちゃんなのですが。姉と慕っていた花子先生に対して吐き捨てた拒絶の言葉だけに、何だかズキンと胸に響くものがあります。優等生で悪玉でしっかり者とは言え、まだほんの15年しか生きていない少年なんだよなぁ…と

10年後(現在)の健次郎はどうなっていると思う?

医学部を無事卒業し、現在研修期間中?(医者の制度をよく分かってない)忙しい研修医には恋をする暇もなく、春がくるのは2〜3年後かな。健ちゃんにはやはり包容力ある年上女性がよろしいのではないかな。ちなみに、ちはるんは女子大在学時、「合コン荒らし」の名を欲しいままにし(ちはるんの小悪魔っぷりは相当なものだと思う)、安井先生の口利きで入社した大手企業にて花のOL生活満喫中(現在、上司と社内恋愛中)。教師生活4年目の幸作は、教え子と純愛を育んでマス。つまり、“初恋は実らない”からこそ美しく、永遠の三角関係は不滅なのです。健ちゃんには過去に捕らわれず未来を見つめて欲しいのです

健次郎への思いは?

健次郎その人への思いとはちょっと違ってきますが
99年当時、Jr.として立ち位置的に崖っぷちだった(らしい)風間さん、チーフディレクターとして新しく撮影チームに参加した福澤ジャイさん、それまでの金八からの方向転換…等々、あらゆるタイミングがカチッと合わさって、あの第5シリーズが生まれた。とするなら、もっと言えば、いま風間さんが健次郎を演じたとしても出来上がるものは別ものだし(年齢的なものは置いといて…)、ジャイさんがメガホンを握ったとしてもあれほど心揺さぶられるものは作れないのではないかなと思うのです。99年秋から半年間の、あの時期だからこそ生み出せた“健次郎”は、そのまま“青春の小箱”にそっとしまっておくべきでした…。スペシャルはともかく、第6シリーズの健次郎はもう“健次郎”ではないよウワァァァン(と言いながら、OA当時は「また健ちゃんに会えるぅぅぅ゜・*:.。..。:*・゜゜・*:.」と単純にウキウキしていたのだけれど)
10年が経過し、今あらためて風間さんの口から“健次郎”や“金八”に関する色々な事を聞いてみたいです。今だから話せる事、ってあると思うし(ニヤリ)

荒川へ行ったことがある?

そう言えばないなぁ。フィクションの中で完結した世界をリアルにするために足を踏み入れる、という行為(=ロケ地詣で)にさほど執着がないので

ビデオ・DVD等で何回見た?

祝☆10周年を記念して、先月ついに第5シリーズDVDを全巻買い揃えました!これで心ゆくまで巻き戻し・コマ送りし放題。なけなしの録画ビデオは文字通りすり切れ寸前まで酷使し、とうの昔に処分済みです

次のランナーへ

「自分を探す旅」から戻り「青春マラソン」を終えたばかりのちふさん(id:chifu)へ。よろしくお願いします。

*1:たぶん“自己陶酔型”の本質は今も変わらずだと予想

*2:開栄高校失格になった健次郎が涙を見せるシーン